From:YUKARI

イタリア製ハンドメイド高級靴のハイアーシューズが生まれた街、
南イタリアのレッチェからボンジョルノ!

日本の皆様、こちら南イタリア、プーリア州レッチェは、
9月に入り素晴らしく美しい季節を迎えています。
長年、イタリアに住んでみると、わたしは9月が一番好きですね。
8月のあの大混雑ぶりが終わり観光客の波も引いてきました。
太陽はまだまだ高いですが秋に向かいうっすらと漂い始める哀愁感。。。
イタリアの夏の最終章を堪能できる9月は最高です。

 

ということで今回は、レッチェからアドリア海側に
車で30分ほど南下したところに位置する美しい街
“アドリア海の真珠”との異名を持つ、オートラントをご紹介いたします。

“アドリア海の真珠”オートラントは美しいだけでなく、
イタリアの中でもとても特徴的な街です。
なぜなら、、、、

地図をご覧いただけるとお判りでしょうが、
オートラントはイタリア半島の中で最東端に位置する街なのです。

最東端ということは、イタリアで最も早く日の出が見れる街ということで有名です。
さらにもっとも東方世界に近い街ということで、
古くからこのオートラントは東方世界、
すなわちイスラム教圏からの脅威にもっともさらされてきた街なのです。

その歴史上の証ともいえるものがこのオートラントには残されており、
それゆえに、このオートラントはイタリアの中でもとても有名な街なのです。

オートラントの旧市街地区のほぼ中心に位置する大聖堂です。
プーリア州で発展した教会の建築様式、プーリア・ロマネスク様式を用いて
建設された大変美しい大聖堂はオートラントの人々の誇りです。
この大聖堂の中には、驚くべきものが、、、、

大聖堂祭壇の後ろには一種異様な雰囲気を持つ場所があります。
そこにはびっしりと埋まる人間の頭蓋骨の陳列棚。
これは、このオートラントで起こったとても凄惨な事件の証拠なのです。

1480年8月、中東地域でその勢力を拡大していた
当時のオスマン・トルコ帝国がこのオートラントに攻め入り、
オートラントはオスマン・トルコ軍に完敗、
オートラントはトルコ軍の手中に落ちます。

オスマン・トルコの信仰する宗教はイスラム教、
オートラントの民が信仰する宗教はカトリック教です。
オスマン・トルコ軍はオートラントの民に
カトリック教からイスラム教への改宗を命じました。

しかし、オートラントの民813名のカトリック教徒は最後まで、
自らの信仰を捨てずに改宗を拒んだため、
オスマントルコ軍により斬首刑に処されました。
このトルコ軍による斬首刑はたいへん凄惨なものだったといわれ、
今も語り継がれており最終的には無実の民813名の尊い命が奪われました。

その後、一時的にオートラントはオスマン・トルコ帝国の支配下に入ります。
この凄惨な事件の知らせはイタリア中を駆け巡り、
その13か月後、アラゴン家の支配下にあったナポリ王国が、
トルコ軍からオートラントを再び奪回しました。
これによってオスマン・トルコ軍は、オートラントから撤退し、
イスラム勢力のイタリアへの侵入が阻まれたわけです。

その後、この凄惨な歴史的悲劇を決して忘れないために、
オートラント大聖堂にこの誇り高きカトリック教徒の殉教者たちの
頭蓋骨を陳列することにしたそうです。

かなりセンセーショナルな印象を与えるオートラント大聖堂の頭蓋骨。
600年以上も経った今でさえもつづく宗教上の争いの愚かさを、
私たちに訴えかけています。

 

もう一つ、このオートラント大聖堂を有名にしているのが、
この床一面に張り巡らされたモザイクの装飾です。
1163年から1165年にかけて、この大聖堂に仕えた僧侶、
パンタレオーネによって作られたといわれています。

当時、文字が読めない人たちがほとんどだったため、
大聖堂の床面にこのようなモザイク画を張り巡らせ、
布教に使用したのではないかといわれています。

このパンタレオーネのモザイク画、今だに謎が残る部分が多く、
実に様々な動物が描かれていたり、
歴史上の人物(アレクサンダー大王やアーサー王)が描かれていたりして、
カトリック教の枠を超えた一大スペクタクルの様相を持つ、
モザイク画で観光客の目を捉えて離しません。

 

それから、なんといってもオートラントの海は、
最高に透明度が高く美しい海として知られており、
2018年のバンディエラ・ブルー
(イタリア国内の海の透明度が高いビーチにおくられる)に
選ばれたイタリア国内でも有数の美しい海のうちの一つです。

海に囲まれた悲しい過去を持つ美しい“アドリア海の真珠”オートラント。
日本では全くと言っていいほど知られていませんが、
欧米からの観光客からは近年大注目を浴びている、おすすめスポットです。
レッチェにお越しななった際は、少し足を伸ばして訪れる価値ありありのおすすめスポットです。
歴史と美しい海に彩られたイタリア最東端の街、オートラントから今回はお送りしました!

また次回もグイドマッジシューズの生まれた街、
レッチェからイタリア生情報お伝えしていきます。
こうご期待👋

—YUKARI

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