From:YUKARI

チャオ!

日本のグイドマッジファンの皆様、暑いですねぇ。
日本は酷暑の毎日と聞いております。
体調に十分気を付け、無理をなさらず、酷暑を乗り切りましょう!

こちら南イタリアも暑いです!
でもおそらく日本ほどの酷暑ではないと思います。
昨年はイタリアも連日40度近くまで気温が上がる毎日が2、3週間続き、
さすがのイタリア人もバテバテでしたが、今年はみんな、まだバテてない感じです。

さて、先日、レッチェから車で5時間弱かけて、おとなりのさらにおとなりの州、
カンパーニア州、ナポリの近く、世界遺産として有名なアマルフィ海岸に行ってまいりました。
アマルフィ海岸は日本の皆さまにももうすっかり有名ですよね。
何作か日本の大型映画が撮影されたりして有名になりました。


(映画:冷静と情熱の間)

あの大ヒットを記録した「冷静と情熱の間」のロケ地の一つとしても日本でも有名になりましたね。

アマルフィ海岸まではレッチェからは車で5時間弱かかります。
私が住む、ここグイドマッジのふるさと、レッチェはイタリア半島の右側の先端、
プーリア州にありますのでイタリア半島を横断して正反対の左側のカンパーニア州まで行ってまいりました。


(costiera amalfitana map)

カンパーニア州といえば、大都市ナポリが有名、
このナポリから南東へ約37キロメートルの距離に位置する海岸都市アマルフィを
中心としたアマルフィ海岸は急な断崖絶壁の間をぬって、
古代ローマ時代の昔から数々の美しい街が建設され「世界一美しい海岸」といわれています。

1997年にユネスコ世界遺産に認定され、イタリアの中でも一大景勝地として、

大人気のアマルフィ海岸。

その美しさに対する名声は、イタリアだけにとどまらず、世界的な規模。
もはや世界的な一大リゾート地です。
私が滞在した時も世界中からの外国人観光客がうじゃうじゃ。
レッチェに比べると、その観光地ぶりは比較にならないほど進んでいて、
我がサレント地方の観光地化はまだまだこれからだなと感じました。

さて、このアマルフィ。世界遺産として世界中で有名ですが、
とっても驚いたのが、なんと、とても小さな街なのです。
人口も現在約5200人ほどの小さなコムーネ。
けれど、確か世界史の授業でちらっと勉強したのを覚えていたのですが、
この小さなアマルフィ、全地中海の覇権をピサやジェノバと争ったほど、
強力な海洋国家だったというのを覚えています。

では、ここでこの小さくして地中海を一度は制覇しようとした強力な海洋国家、
アマルフィの歴史を少しひも解いてみることにしましょう。


(アマルフィを海から眺める)


(アマルフィ大聖堂)

上の写真はアマルフィの最も重要な教会、アマルフィのドゥオモ、聖アンドレア大聖堂です。
見るからに古ーいこの大聖堂、建造開始は987年。
1000年以上の歴史を持つ大変古い教会です。


(大聖堂の階段)


(大聖堂前の広場)


(アマルフィの街並み)

この大聖堂、切り立つ崖のはざまに張り付くように建設されており、
このアマルフィの街が断崖絶壁の岩肌を切り開いてつくられていったことがよくわかります。
そうなのです、アマルフィのこの複雑に入り組んだ地形こそが、
外部の敵からの侵入を妨げ、その発展を助けたといわれています。

アマルフィは、839年にナポリ公国から独立を果たしアマルフィ公国となり、
地の利を生かして外国との貿易で莫大な財を成す、
強力な海洋国家へと発展していきます。

一時は、同じく海洋国家として名をとどろかせていたヴェネツィア、
ピサ、ジェノバなどと肩を並べ、地中海の覇権を争い、
現在のウクライナ周辺の黒海までもその活動の範囲を広げていました。
ここまで、この小さなアマルフィが発展できたのは、アマルフィ人の海洋に関する深い知識と、
航海に関する豊富な経験がもたらした「アマルフィ海法」と呼ばれる
航海に関する法典を発明したことによるといわれています。

この法典はその後のあらゆる航海法の基礎となり、
アマルフィ人の偉大な功績が後世まで受け継がれました。


(アマルフィ大聖堂内部)


(地下聖堂)

黄金色に輝くとても美しいアマルフィ大聖堂の内部。
アマルフィ最盛期、この国がいかに繁栄していたかがわかります。
地下聖堂には、アマルフィの守護聖人である聖アンドレアの遺骸が眠っていると言われており、
この地下聖堂がアマルフィの人にとっての宗教上の最大の聖地とされています。

おそるべし小さな巨人、アマルフィ。
歴史をひも解くとイタリアという国を鮮やかに彩る小さな町の
興味深い歴史が垣間見れてほんとにおもしろい!

次回もこの世界一美しい海岸、アマルフィ海岸からのレポート第2弾としてお送りします。
お楽しみに!

—YUKARI

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